炭水化物が太る、あるいは、健康に悪いというイメージが広がったからでしょうか? 日本人の炭水化物の摂取量は年々減少しています。
主食であるお米の消費(fèi)量は、ピークの1962年から半減。當(dāng)時はひとり1日約2合のお米を食べていましたが、現(xiàn)在はその半分です。
その結(jié)果、何が起きているかというと、日本人は、栄養(yǎng)素の摂取バランスが崩れると同時に、危機(jī)的なエネルギー不足にも陥っているのです。

碳水化合物會讓人發(fā)胖,或者對健康有害的這種印象是否已經(jīng)廣泛傳播開來了呢?日本人的碳水化合物攝取量逐年減少。作為主食的大米消費(fèi)量自1962年的高峰期以來已經(jīng)減半。當(dāng)時每人每天大約吃2合米,現(xiàn)在則是其一半。
其結(jié)果是,日本人不僅營養(yǎng)素的攝取平衡被打破,同時還陷入了嚴(yán)重的能量不足狀態(tài)。

現(xiàn)在の日本人はこれだけ飽食の時代でありながら、1日の摂取エネルギー量は、戦後すぐと同程度にまで減少しています。エネルギー不足が、からだにどんな問題を引き起こすか解説していきましょう。
人間は、何もせずじっとしているときでも、心拍、呼吸、體溫の維持などの生命活動を続けています。このとき使われるエネルギーを基礎(chǔ)代謝といいます。
炭水化物が不足していると、基礎(chǔ)代謝をはじめとするエネルギー消費(fèi)を、生命活動に不可欠なたんぱく質(zhì)などで賄わなくてはなりません。
現(xiàn)在の日本人は、炭水化物の摂取が激減している一方、その代わりに脂質(zhì)の摂取量を増やすことで、なんとかエネルギーを確保し、命を存続させようとしているのです。
ダイエット目的で、炭水化物の摂取を減らして、さらに脂質(zhì)の摂取も減らすと致命的なエネルギー不足になります。
基礎(chǔ)代謝を賄うためのエネルギーをからだの中にあるたんぱく質(zhì)から作り出しますが、その際、さまざまな問題が生じてしまいます。
まず、自分の筋肉を分解してエネルギーを作り出すため、どんどん筋肉量が低下してしまいます。骨の約半分はたんぱく質(zhì)(コラーゲン)です。エネルギーに使われてしまうと骨粗しょう癥など骨の病気になる可能性も考えられます。
たんぱく質(zhì)の分解物が血液の浄化裝置、腎臓に負(fù)擔(dān)をかけて、內(nèi)臓疾患のリスクを高める可能性もあります。炭水化物や脂質(zhì)を減らす代わりに、たんぱく質(zhì)の摂取を極端に増やすことも、からだへ負(fù)擔(dān)をかけることになるのです。
繰り返しますが、長期間にわたって炭水化物の摂取を大幅に減らすと、心臓病による死亡率が50%近くも増加するという報告もあります。

盡管現(xiàn)在是日本人豐衣足食的時代,但每日攝取的能量已經(jīng)減少到與戰(zhàn)后不久相同的水平。能量不足會對身體引起怎樣的問題,我們來解釋一下。
即使人類什么都不做,靜靜地呆著,也會繼續(xù)心跳、呼吸、維持體溫等生命活動。這時候消耗的能量稱為基礎(chǔ)代謝。如果碳水化合物不足,就必須用對生命活動不可或缺的蛋白質(zhì)等來彌補(bǔ)基礎(chǔ)代謝等能量消耗。目前的日本人,碳水化合物攝取量急劇減少,而通過增加脂質(zhì)攝取量來勉強(qiáng)維持能量,維持生命。如果為了減肥目的減少碳水化合物攝取,再減少脂質(zhì)攝取,就會導(dǎo)致致命的能量不足。
為了彌補(bǔ)基礎(chǔ)代謝的能量,會從體內(nèi)的蛋白質(zhì)中生成能量,但在此過程中會產(chǎn)生各種問題。首先,為了分解自己的肌肉生成能量,肌肉量會不斷減少。大約一半的骨頭是由蛋白質(zhì)(膠原蛋白)組成的。如果這些蛋白質(zhì)被用作能量,就可能導(dǎo)致骨質(zhì)疏松等骨骼疾病。蛋白質(zhì)的分解產(chǎn)物會對血液凈化裝置——腎臟造成負(fù)擔(dān),增加內(nèi)臟疾病的風(fēng)險。極端增加蛋白質(zhì)攝取作為減少碳水化合物和脂質(zhì)的替代品,也會對身體造成負(fù)擔(dān)。
再次強(qiáng)調(diào),長期大幅減少碳水化合物攝取,會導(dǎo)致因心臟病死亡率增加近50%的報告也有出現(xiàn)。

つまり、炭水化物の摂取量を減らしてしまうと、そのためにたんぱく質(zhì)が代理で使われるため、本來たんぱく質(zhì)が擔(dān)うべき役割を全うできなくなってしまい、からだにさまざまな不調(diào)を生じさせてしまうのです。特に、高齢者は注意が必要です。
一方、若い女性では、スタイルや美を意識して、無理のあるダイエットをしがちです。炭水化物=太る、野菜=健康的という短絡(luò)的なイメージから、ご飯を抜いてサラダだけといったバランスの悪い食生活を続けていると、間違いなくエネルギー不足になってしまいます。
そんな生活を続けていたら、毎日元気に活動するエネルギーがありませんから、疲れやすく體力気力も続かないでしょうし、筋肉や骨といったからだの組織も弱々しいものになっていってしまいます。
事実、やせすぎている若い女性が増えています。さらに、やせすぎの女性の出産により、低體重で生まれてくる子供が多くなっていることが問題となっています。2500グラム未満で生まれた子供は「低出生體重児」と呼ばれ、そうした子供は、將來肥満や糖尿病などの生活習(xí)慣病になるリスクが高まる可能性があることが報告されています。
間違った健康法は、自分のからだの健康を損ねるだけでなく、子供の將來にも悪影響を及ぼすのです。
炭水化物が健康維持に欠かせないのは、糖質(zhì)がエネルギー源になるためだけではありません。実は炭水化物の中には「食物繊維」がたっぷり詰まっています。
つまり、炭水化物を食べないことは、そのまま食物繊維不足に陥ることを意味しているのです。炭水化物を制限すると便秘になる人が多いのはこのためです。

也就是說,減少碳水化合物攝取量,會導(dǎo)致蛋白質(zhì)被替代使用,蛋白質(zhì)原本應(yīng)承擔(dān)的職責(zé)無法完全發(fā)揮出來,從而引起身體的各種不適。尤其是老年人需要特別注意。
另一方面,年輕女性為了追求身材和美貌,往往會進(jìn)行過度的減肥。如果根據(jù)碳水化合物=發(fā)胖、蔬菜=健康的簡單化印象,繼續(xù)只吃沙拉、不吃米飯這樣的不平衡飲食,毫無疑問會導(dǎo)致能量不足。如果繼續(xù)這樣的生活,由于沒有足夠的能量來每天健康地活動,容易疲勞,體力和精神也無法維持,肌肉和骨骼等身體組織也會逐漸變得脆弱。實際上,過瘦的年輕女性在增加。更嚴(yán)重的是,過瘦女性的生育導(dǎo)致出生體重低的孩子增加。體重不足2500克出生的孩子被稱為“低出生體重兒”,報告顯示這些孩子將來可能面臨肥胖和糖尿病等生活習(xí)慣病的風(fēng)險增加。
錯誤的健康方法不僅會損害自己的身體健康,還會對孩子的未來產(chǎn)生不良影響。碳水化合物對于維持健康不可或缺,不僅僅因為糖類是能量來源。實際上,碳水化合物中含有大量的“膳食纖維”。也就是說,不吃碳水化合物,直接導(dǎo)致膳食纖維不足。這也是為什么很多人在限制碳水化合物后會便秘的原因。

歴史的に見れば、食物繊維は消化吸収されず、エネルギーとして活用できないので、人間のからだに必要ないもの、という見方がされてきました。
しかし、近年では、食物繊維がさかんに研究され、私たちの健康の重要なカギを握っていることがわかってきました。
「栄養(yǎng)にならない」「不要なもの」といった評価は今やガラリと変わり、「第6の栄養(yǎng)素」といわれる地位にまで格上げされました。
この食物繊維は私たちの健康をつかさどる腸內(nèi)環(huán)境を維持するために重要な働きをしているのです。つまり、炭水化物を充分に摂らないと、腸內(nèi)環(huán)境が悪化し、さまざまな不健康を呼び込むことにもなるのです。
極端な糖質(zhì)制限ダイエットがもてはやされたりすることからも、日本人は、太ることに異常なまでの恐怖心を持っている気がします。
これがスタイルや見た目を気にする若い女性であれば、まだその心理は理解できるのですが、高齢者にも「太ってはいけない」という観念がとても強(qiáng)く、自ら食べる量を減らしてしまう傾向がみられます。
高齢者の多くが肥満に対する恐怖心を植え付けられた理由には、國の健康政策の影響があります。2000年に厚生労働省は『健康日本21』を策定しました。

從歷史上看,膳食纖維因為無法被消化吸收,不能作為能量利用,一直被認(rèn)為是不必要的東西。但是,近年來,膳食纖維被廣泛研究,我們已經(jīng)了解到它在維持腸道健康方面起著重要作用。以往“不能作為營養(yǎng)”“不必要的東西”的評價如今已徹底改變,膳食纖維被提升到“第六大營養(yǎng)素”的地位。這種膳食纖維對于維持我們的腸道環(huán)境至關(guān)重要。換句話說,如果不充分?jǐn)z取碳水化合物,腸道環(huán)境會惡化,從而引發(fā)各種不健康的狀況。
由于極端糖類限制飲食受到追捧,我覺得日本人對發(fā)胖有一種異常的恐懼。如果是注重身材和外貌的年輕女性,這種心理還可以理解,但老年人中也有強(qiáng)烈的“不能發(fā)胖”觀念,傾向于減少食量。
老年人對肥胖的恐懼根植于國家的健康政策影響。2000年,厚生勞動省制定了《健康日本21》。

以降、「生活習(xí)慣病(メタボリックシンドローム)に気をつけましょう」と、生活習(xí)慣病への注意喚起をいたるところから耳にするようになりました。
たとえば、スーパーに行けば中性脂肪を減らす商品がズラリと並び、テレビの健康番組や雑誌などでは「肥満」による生活習(xí)慣病のリスクや恐怖がつねに語られるようになりました。
私たちはそうやって約20年もの間、「太ったら病気になる、長生きできないぞ」という言葉のシャワーを浴び続けてきたわけです。
何度も繰り返すようですが、日本人の多くがエネルギー不足に陥っているのです。日々、必要とされるエネルギーを毎日の食事からしっかり摂取できていないのです。
とりわけ、高齢になると自然に食が細(xì)くなりますから、むしろ「やせ」が問題になります。さらに栄養(yǎng)が摂れなくなってしまうので、とても危険です。それが「フレイル」です。
フレイルとは、肉體的?精神的に「虛弱」になる狀態(tài)を指します。肉體的には筋肉が減り(サルコペニア)、それによって筋力や運(yùn)動能力が低下してしまうのです。食べ物はからだを作り上げる材料です。加齢により減り続ける筋肉も、食べて、からだを動かすことで作られます。
それを 「太るといけない」などと考えて、食事量を減らそうとするのは本末転倒。

此后,我們隨處可聽到“注意生活習(xí)慣?。ùx綜合癥)”的警告。在超市里,中性脂肪減少產(chǎn)品排成一列,電視健康節(jié)目和雜志等不斷談?wù)摗胺逝帧币鸬纳盍?xí)慣病風(fēng)險和恐懼。過去20年間,我們一直被“發(fā)胖會生病,活不長”的說法所洗腦。
反復(fù)強(qiáng)調(diào),日本人中有很多人陷入能量不足的狀態(tài)。每天所需的能量無法從日常飲食中充分?jǐn)z取。尤其是老年人,食量自然減少,因此“瘦”反而成為問題。由于無法攝取足夠的營養(yǎng),非常危險。這就是“虛弱”。虛弱指的是身體和精神上的“虛弱”狀態(tài)。身體上,肌肉減少(肌少癥),導(dǎo)致力量和運(yùn)動能力下降。食物是構(gòu)建身體的材料。隨著年齡增長而減少的肌肉,也需要通過飲食和運(yùn)動來維持。如果認(rèn)為“不能發(fā)胖”而減少食量,那真是本末倒置。

「主観的健康壽命」 という言葉をご存じでしょうか?
これは「疾患の有無にかかわらず、自分が健康であると自覚している期間」を指します。
たとえば、高血圧や糖尿の傾向はあっても、特に制限なく、快適に日常生活を送っていると自分自身が思えるなら「健康」である、という指標(biāo)です。
こうした主観的健康感が悪くなると、要介護(hù)の発生率も増えるという調(diào)査結(jié)果があります。心の持ちようが明るくなればからだも元気になり、疾病の疑いや「太りすぎると病気になる」といった不安に駆られると、健康も次第に損なわれていくといえます。
國は醫(yī)療費(fèi)削減のためにあれこれ健康政策に力を入れており、血圧の數(shù)値をはじめとした健康診斷の基準(zhǔn)がどんどん厳しくなってきています。 その結(jié)果、本人の健康狀態(tài)は何も変わらないのに、診斷基準(zhǔn)が変わったがために、"高血圧予備軍"のレッテルを貼られる人が急増しました。
健康であるにもかかわらず、血圧やBMIを気にして、無理な食事制限やダイエットをする人も増えたと感じています。

你聽說過“主觀健康壽命”這個詞嗎?它指的是“無論是否患病,自覺健康的期間”。例如,即使有高血壓或糖尿病的趨勢,但如果自己覺得可以不受限制地舒適地過日常生活,就算是“健康”。調(diào)查顯示,主觀健康感變差,會增加需要護(hù)理的發(fā)生率。心情開朗,身體也會變得健康;如果被疾病懷疑或“發(fā)胖會生病”的恐懼所困擾,健康也會逐漸受到損害。
為了減少醫(yī)療費(fèi)用,國家在健康政策上下了很大功夫,健康檢查的標(biāo)準(zhǔn),包括血壓數(shù)值,變得越來越嚴(yán)格。結(jié)果是,盡管個人健康狀態(tài)沒有任何變化,但由于診斷標(biāo)準(zhǔn)的改變,貼上“高血壓預(yù)備軍”標(biāo)簽的人急劇增加。盡管健康,但因為在意血壓和BMI而進(jìn)行無理的飲食限制或減肥的人也在增加。

ダイエットには 「食べないガマン」と「食べるガマン」 があります。
太ってはいけない、もっとやせなくてはというのが「食べないガマン」、健康のためだと、たいしておいしくもない健康食品を食べることが「食べるガマン」です。
どちらも「ガマン」である限り、ストレスはたまります。いくら健康によい食品であっても、無理やり食べるのであれば、長続きしません。私はとりたてて重大な持病がないのであれば、無理に食事を制限する必要はないと考えます。
食べたいものを、自信を持って食べていただきたいのです。おいしいものを楽しく食べるのは、誰にとっても幸せを感じるもの。そうした幸福感を犠牲にした食生活は、結(jié)果的には健康を害することにつながるのです。
炭水化物は、からだに悪いものではなく、人間が健康であるために必須のもの。もちろん、とんでもない量をバカ食いしたりすれば、健康を害することになりますので、適量を知る必要がありますが、毎日、おいしく味わっていただきたいと願っています。

減肥有“忍住不吃”和“忍住吃”的區(qū)別。認(rèn)為“不能發(fā)胖,必須更瘦”的是“忍住不吃”,為了健康而吃并不美味的健康食品是“忍住吃”。只要是“忍耐”,就會積累壓力。無論多么健康的食品,如果是強(qiáng)迫自己吃的,也不會持久。我認(rèn)為,如果沒有特別嚴(yán)重的慢性病,沒有必要勉強(qiáng)限制飲食。希望大家自信地吃自己想吃的東西??鞓返爻悦牢兜臇|西,對任何人都是幸福的感覺。犧牲這種幸福感的飲食習(xí)慣,最終會導(dǎo)致健康受損。
碳水化合物并不是對身體有害的東西,而是人類健康所必需的。當(dāng)然,如果吃過量會損害健康,需要知道適量,但希望大家每天都能享受美味的食物。